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☆紅葉狩り 俣野別邸と翠ヶ丘公園と遊行寺

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  紅葉を楽しむ自然観察のツアーです。住友家別荘跡の「俣野別邸」では、モミジ坂とモミジ谷などを見て、落ち葉の積もった小径をザワザワと音を立てて歩きました。  憩いの場になっている「翠ヶ丘公園」では、イチョウの絨毯の上を歩きながらモミジバフウの多彩な葉を見上げました。  そして遊行寺では、700年記念として整備された放生池や宇賀神社を巡り、樹齢700年の大イチョウの下で黄色に染まりました。  ブログをご覧になった方も、来年以降にぜひご一緒しましょう。 <コース> 藤沢駅北口広場(集合)  → 鉄砲宿バス停 → 俣野別邸 → 翠ヶ丘公園 → 西富貝塚跡 → 遊行寺 → ふじさわ宿交流館(解散) 俣野別邸 遊行寺

⭐︎鵠沼開発と先人の足跡を辿る〜レトロとロマンの小さな旅〜

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 荒地であった鵠沼の地を日本初の分譲別荘地にした中心人物の伊東将行、布施行を通じて信仰を体現した颯田本真尼、キリスト教を深く信仰し「軍服の修道士」といわれた山本信次郎、そして日本画、洋画、フレスコ画など多彩な作品を残した長谷川路可、鵠沼・片瀬にゆかりの深い人々のロマンの足跡を辿りました。  本真尼ゆかりの本真寺では、ご住職から寺の歴史や極楽浄土についてのお話を伺いました。大きな螺髪姿の「五劫思惟阿弥陀仏」は国内でも珍しい様式とのことでした。賀来神社は改築を終えたばかりで、白木の香りが漂う社殿が印象的でした。境内には伊東将行の功績を讃える大きな石碑が建立されています。片瀬教会では、信徒の方から教会建設の経緯や、壁面に飾られた長谷川路可作「十字架の道行」について解説をいただきました。参加者アンケートには「施設の関係者から直接お話を聞けてよかった」という感想が寄せられました。  訪問した施設の中には、今年7月に竣工したばかりの「津波避難タワー」があります。非常時以外は施錠されていますが、藤沢市防災政策課のご厚意により屋上まで上る体験をさせていただきました。巨大地震と津波は来てほしくないものですが、防災の大切さを改めて自覚しました。  道中にはクロマツが多く育つ公園がいくつかあり、それぞれに由来がありました。どの公園でも地域の人々がクロマツの自然を大切に守っていることを感じました。また、別荘地の開発とともに江ノ電や小田急江ノ島線の開設、旅館東屋の開業と閉業など、鵠沼・片瀬を巡る社会の変化を実感しながらの小さな旅を楽しみました。 <コース> 鵠沼市民センター → 旅館東屋跡記念碑 → 鵠沼松が岡公園 → 本真寺 → 賀来神社 → 下藤ヶ谷公園 → 片瀬海岸3丁目津波避難タワー → 西浜公園 → カトリック片瀬教会 → 小田急線片瀬江ノ島駅(解散)   本真寺     片瀬教会

☆「天女と五頭龍伝説」~龍が横たわった龍口山を辿る~

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  江の島に伝わる江島弁財天信仰を記録した「江嶋縁起」から、天女と五頭龍の伝説・泰澄大師にちなんだ場所をご案内した今回のコース。初企画だったせいか、常連さんに加え7名もの初参加の方をお迎えし、総勢40名を超えるお客様とご一緒することができました。  龍が住んだと言われる深沢池をスタートし、龍の腹に当たると言われる場所にある龍口明神社から、龍の口に当たる龍口寺をゴールとするルート。【想像力豊かに!】をテーマに、参加者それぞれが龍のイメージをふくらませながら元気に歩きました。  宝善院ではご法話を頂戴し、十一面観音坐像を拝観させていただきました。「面白かった」「見ごたえがあった」などの感想をいただき、うれしく思います。   前日までの急な寒さ、当たらない予報で、天候を心配していましたが、立冬を迎えたこの日は好天に恵まれました。暦とは裏腹に暖かな秋晴れの中、積雪の富士山を望むことが叶ったのは、天女と五頭龍のご加護だったに違いありません! <コース>  湘南モノレール「湘南深沢」駅前(集合)→洲崎古戦場碑→湘南モノレール:湘南深沢駅~西鎌倉駅→龍口明神社→江ノ島道道標→鎌倉市腰越行政センター→宝善院→観音堂跡→阿弥陀池跡→法源寺→龍口明神社 ( 元宮跡 )  →龍口刑場跡→龍口寺 ( 解散 )     龍口明神社 宝善院

☆長後から湘南台へ 新旧歴史探訪                   ~大山道、星の谷道の古道を巡り 21世紀のいすゞプラザへ~

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 朝方の雨で、ようやく猛暑から解放された秋の散策となりました。アップダウンが多く、お客様には少しハードなコースでしたが、大山道・星の谷道の石仏で、そこに暮らした人々の素朴な願いや祈りを想い、古道脇に栽培される梨や葡萄などの果物の香に心惹かれました。善然寺ではご法話を頂戴し、ご本尊と珍しい胎内仏が祀られている「聖観音菩薩坐像」を特別にご開帳いただきました。旧から新へ、いすゞプラザでは車作りの歴史の紹介や、ミニカーが空想のいすゞの街を動き回るジオラマなど、子供から大人までが楽しめる展示を楽しみました。 <コース> 長後駅西口→仙元塚→長後市民センター→永明寺→熊野神社→双体道祖神→善然寺→日本在住インドシナ人の墓→白山神社→下土棚遊水地管理センター→八臂青面金剛像庚申供養塔→いすゞプラザ                     永明寺の六地蔵 善然寺 法話

⭐︎藤沢北部の遠藤地区を散策し、小出川の彼岸花を楽しむ

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 お天気に恵まれ、彼岸花もきれいに開花していて、楽しい半日ウオークでした。湘南台駅から連節バス「ツインライナー」で慶応大学へ、南京ハゼの並木道を通り構内を散策―まだ夏休み中のようでとっても静かで緑がきれい―、矢崎・刈込の人々が祀るコミヤ「富士浅間神社」を拝観し、いざ 小出川河畔へ。彼岸花は満開?とはなりませんでしたが、“風がここちよく 花がきれいでした”“花が美しく、歩き甲斐がありました””ゆっくり、じっくり・・・とても うれしいです“などの感想がよせられ、大黒橋までの約1㎞の道をそれぞれの楽しみ方で、ゆっくり散策いたしました。大黒橋から、御嶽大神(御嶽神社)、寶泉寺を拝観し、慶応大学湘南キャンパスに戻りラウンジ前で解散となりました。寶泉寺では本堂に入り藤沢市指定文化財の「雲板」や九條衣(くじょうえ)の袈裟などを見学しました。知らなかった「藤沢」の発見だったかもしれません。“次回のツアーも楽しみにしています”の声に励まされ、元気をもらいました。 <コース>  小田急線湘南台駅(集合)→(バス)→慶応大学バスターミナル→慶応大学構内散策→富士浅間神社→小出川・彼岸花→大黒橋→御嶽大神(御嶽神社)→寶泉寺→慶応大学構内(解散)                   小出川の彼岸花と富士山 寶泉寺

☆遊行寺創建700年の歴史を辿る ~紫陽花咲く境内をゆっくり散策~

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  遊行寺創建700年を記念し、遊行寺に絞っての講話・境内散策・絵解きを目玉にした企画。早朝までの雨も、藤沢駅出発後直ぐに上がり、猛暑の中の散策となりました。  まずは遊行寺大本堂に上り、遠山宝物館館長の講話を拝聴。遊行寺の成り立ちや時宗の宗祖一遍上人について、分かり易く解説していただき、お客様は熱心に聴き入っていました。講話の後は、放生池周辺や宇賀神社への参道など、新たに整備された境内をゆっくりと散策、紫陽花の見頃はやや過ぎていましたが、「なかなか良い散策路」と好評でした。最後は長生院に伝わる『小栗判官一代記畧圖*』の絵解きです。ガイドの名調子?の語りと心地よい張り扇は、お客様から「大変面白かった」「良かった」との声を多数いただきました。*(略図の旧字体) <コース> サンパール広場⇒(江の島道)⇒遊行寺惣門⇒いろは坂⇒仁王門跡⇒大銀杏⇒一遍上人像⇒本堂(遠山宝物館館長より遊行寺の説明)⇒地蔵堂⇒中雀門⇒御番方⇒宝生池⇒宇賀神社⇒鐘楼⇒敵味方供養塔⇒長生院(絵解き)⇒小栗判官・照手姫の墓⇒大銀杏 長生院・絵解き 遊行寺・大銀杏 遊行寺本堂での講話

☆モースが愛した江の島 ~トンボロを歩く自然歴史散歩

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  今年は人気のトンボロ歩きに加えて、明治10年夏に江の島にシャミセンガイを求めて、アメリカからやってきたエドワ-ド・モース博士に焦点をあてたガイドツア-を楽しみました。  モースの来日の目的はシャミセンガイを研究試料とした生物進化論の研究であり、日本に進化論を普及することでもありました。江の島の漁師小屋を臨海実験所に改造し6週間の江の島滞在中にモースは江の島の自然と人々の暮らしにどっぷりと浸り、江の島を大好きになっていきます。そして素晴らしい親日家として、日本の文化や学問に多大な影響を及ぼしていきます。親日家モースの原点は江の島にあり。  好天に恵まれ、トンボロも大きく開けて、江の島の様々な自然を堪能するツアーとなりました。 <コース>   小田急片瀬江ノ島駅⇒モース臨海実験所推定地⇒岩本楼⇒市民の家付近地層⇒山二ツ⇒コッキング苑⇒中津宮⇒聖天島⇒南の磯⇒北緑地モースの碑⇒トンボロにて解散   トンボロを背にモース記念碑前で 南の磯